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2017年12月27日 (水)

味わいの表現

お酒の味わいを、表現して伝えることは難しいです。 数年前に川崎の名店(川崎フロンターレ優勝おめでとうございます)坂戸屋の武笠さんが、お酒の味わいをサッカー日本代表の選手に例えていました。このお酒は川島、これは長友と。その傾向としては、火入れでじわじわ飲めるタイプはDFやGK(川西屋酒造はGKだそうです)、インパクトのある味わいの生酒はFWといった感じでした。この表現、皆さん理解できますでしょうか?なるほど、各ポジションにおけるリスクマネジメントの仕方は、食事におけるお酒の位置づけと重なる部分が多々あるようです。武笠さんスゲー、さすが伝説の燗職人KEN伊藤を世に送り出しただけのことはあると、感嘆させられます。 ただし、FWやWGが好きな私にとっては、火入れのお酒をアタッカータイプの選手で喩えたい、というジレンマがありました。 例えば、丹澤山の麗峰と凛峰、味わいはどう違うの、と聞かれる酒屋や飲食店は少なくないと思われます。その違いを客観的な情報(お米、醸造年度、造り方)で説明する方法もあれば、主観的に自分の感想を述べるということもあるかと思われます。味わいは主観も多く占めると思われますが、共感して頂ける表現というのはなかなか難しい中で、坂戸屋さんとは弱冠異なる表現をしてみたいなぁと、数年前から熟考していました。それは、お酒の味わいを、ポジションのイメージで表現するのではなく、選手個々のプレースタイルで表現するということです。お酒を選手のプレースタイルで表現することが出来れば、飲食店も選手のプレースタイル、チームの戦い方で表現できるのではないでしょうか。分かり易く喩えると、天下一品はドログバです。 私なりの丹澤山の麗峰は、マンチェスターシティーのデブルイネですね。ファーストトラップからの縦への意識、ドリブルでもスルーパスでもグラウンダークロスでも、とにかく縦への素早いプレーが、麗峰の複数年ブレンドの縦への深みを連想させるのです。丹澤山の凛峰は、昨季引退した元バイエルンミュンヘンのシャビアロンソ。柔らかいタッチからの、インフロントでカーブをかけてパスを散らすスタイルは、山廃の旨みや甘みの横への広がりに多く重なります。 こうしてみると、サッカーと日本酒の味わいは、とても重なる部分があると感じずにはいられません。 蛇足ですが、FC納豆の作石のプレースタイルはどうなんだ、と考えますと。「無濾過生原酒」、「酒は純米、燗ならなお良し」、「常温生熟」、「新酒の時季です」など沢山の販促用語が飛び交う中で。私はゴールを量産できれば、チームが勝てばなんでもいいタイプなので、お酒に喩えると、そんなお酒はありません。毎日飲んでいる鞍楽で買って沸かしたほうじ茶あたりなのではないでしょうか。

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